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スーパーサイエンスキッズ
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「明日のダ・ヴィンチを探せ!」スクイークワークショップ開催

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2009年01月25日ロケットや宇宙をテーマにサイエンスやアートの作品を作ってみよう♪

1月25日(日)日本HP高井戸事業所にて、SSKスペシャルWS「ロケットや宇宙をテーマにサイエンスやアートの作品を作ってみよう」が開催されました。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の中村先生よりロケットの歴史や原理についてお話を聞いたり実験を行った後、 スクイークの時間では、サイエンスチームは弾道シュミレーション、アートチームは“私のロケット”を工作してアートなスクイーク作品を作りました。
今回はスーパーサイエンスキッズNPO設立(直前!)を記念して、米国ロサンゼルスからキム・ローズさん、大島さん、バートさん(アラン・ケイ博士とスクイークの開発・普及活動をされている方々)に特別参加していただきました。

JAXA中村先生のお話と実験

風景画像1

最初に、万有引力や宇宙に飛び出すロケットの飛行速度、その速度を出すのに必要な燃料のお話や、 国産のHⅡ-Aロケットを中心とした、ロケットのエンジン構造のお話をしていただきました。
次は世界各国のロケットの図や写真を使って、それぞれの特徴の説明です。 ロシアのロケットは小型のエンジンをたくさん使っているので打ち上げの成功確立が高く、 アメリカや日本のロケットは重い荷物を運ぶことに優れているんだって。

風景画像2

中村先生の「ロシアのロケットエンジンとアメリカ、日本 のエンジンはどう違うの?」「ヨーロッパのロケットはどこで 飛ばしているの?」の質問に、積極的に手を挙げて回答 する子供たち。
「ヨーロッパのロケットはフランスから打ち上げられています」 と答える子供に「実は、ギアナから打ち上げられている んですよ!」と先生。

風景画像3

次に種子島で打ち上げられたロケットの映像を、 いろんな角度から撮影したものを見せてもらいました。
なかなか見る事のできないレア映像の数々に大人も子供も釘づけです。
ロケットの85%は燃料でできていて、機体そのものはものすごく軽い、とか?!

風景画像4

さあ、水素と酸素を使った爆発実験の開始です。
わずか0.2gの水素を燃やしただけなのに、激しい燃焼によって「バンッ」とものすごい音が会場中にひびき渡り、 みんなから「わー」っという歓声が沸き起こりました。
HII-Aロケットはこの水素を毎秒500Kgも使うんだって!
爆発力を想像できるかな?
先生から「この燃焼は水素だけが燃えているんですが、酸素はどういう役割をするのでしょう?」と質問。 小学生から「酸素は燃焼を補助する役割です」との答え。
見事正解!先生も感心していらっしゃいました。

スクイークWS

今回スクイークWSはサイエンス系とアート系に分かれて行いました。
サイエンスチームのファシリテーターは渥美さん、アートチームのファシリテーターは小林さんです。
サイエンスチームは、スクイークの世界で重力加速度が働く環境になっており、そこで自然落下するボールを どのようにしたらできるだけリアルに放物線を描いて飛ばすことができるのかという課題にチャレンジしました。
アートチームは、テーマを「私のロケット」とし、ロケットを紙や粘土、ペットボトル、はぎれなどで作成し、デジカメで 画像データーとして取り込み、スクイークで楽しい作品を作りました。

風景画像5   風景画像6
私だけのオリジナルロケット作りに夢中   お友達の作品に興味深々
風景画像7 作品発表!! 風景画像8
キム・ローズさん(Viewpoints Research Institute )の言葉
このようなイベントに参加できて嬉しかった。
参加者の年齢層が広い環境で、アートとサイエンスを分けてWSを 行った事が良かった。
また、保護者と子供達のコミュニケーションがうまくとれる環境が 作れていてすごく良かった。
アメリカでは保護者が一緒にWSに参加する事はあまりないそうです。

大島さん(Vie Viewpoints Research Institute )の言葉
サイエンス部門のコンテンツにおいて重力がある場を あらかじめ作ってあったが、子供達に作らせても良かったかもしれない。 どこまでを準備するのがいいのか、回答を出すのはむつかしい、これからも試行錯誤が必要でしょうね。

バートさん( Viewpoints Research Institute )の言葉
すごく楽しかった。このWSに参加できて良かったです。
風景画像9
風景画像10

参加者の声

  • とてもハイレベルで個人的にロケットなどが好きなぼくにはとても刺激的でした。
  • ロケットの説明も良く分かりロケットを作るのはおもっていたよりも難しいことがわかった。
  • ロケットつくりが楽しかったです 水ロケットが作れず残念でした。
  • 今日のワークショップはJAXAの人から色々な事を聞けて良かった。
  • 実験がおもしろかった。
  • とても面白いことを聞くことができスクイークを造られている方に会えたのが一番嬉しいです。
  • (ロケットの向きを変えるのに)先導ボールに行き着く(を思いつく)までが長かった。他の人達の工夫がすごかった。