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「明日のダ・ヴィンチを探せ!」スクイークワークショップ開催

概要 スケジュール 開催記録バックナンバー 2009年度開催記録

2007年12月15日,12月26日 スペシャル・ワークショップ
デジタルアーティストとして有名な【季里】さんとアートしよう!

季里さんのアートワークショップ1日目

(1)冒頭
総勢17名の子ども達が参加。
はじめに季里さんの作品をスライドで上映。
ピンキーの物語やパラッパラッパーの映像に子どもたちは興味津々。思わず「かわいい!」の歓声が!
(2)絵コンテ説明
アニメーションを作る元の絵となる「絵コンテ」はどういうものなのか?季里さんが「絵コンテ」を書きながら説明。
続いて、布や毛糸を作った絵本作りの説明。
(絵コンテどおりに絵を作っていく)季里さんが使っている素材の数々にみんな驚きの表情!!!
(3)絵コンテ制作
絵コンテ作り開始。なかなか物語が浮かばない子がいると思えば
「紙もう一枚ください!」という子がいたり。ペースはそれぞれ。。。
(4)手作り絵本
絵コンテが終わったら次は絵本作り。
布や毛糸、ボタンなどを使って絵を完成させる。
(5)プリンター印刷
絵が出来上がったらデジカメで写真を撮りプリンターで印刷。
ちょっとした光の入り方の違いで色が変わってしまったり。
サポーターの皆さんに手伝っていただきながら作業を行いました。
(6)製本
プリントアウトした作品を製本。
表紙もかわいくデコレーション。
世界で一つしかない本の出来上がり!!
(7)作品発表
スライドに写して一人ひとり作品発表。ナレーションも自分でつけて。。
季里さんよりお褒めの言葉をいただいて、みんな満足♪
(8)データ取り込み
26日のデジタル絵本作りのため、パーツをスキャナーで取り込み持参してもらったUSBメモリ、CDRに保存。
渥美さんよりイメージデータをスクイークに取り込んだあと輪投げツールを使ったパーツ分けのやり方の説明をうけ、一日目は終了。
(9)全体
最初緊張気味だった子どもたちも作品作りに没頭し始めるとすごい集中力を発揮します。
みんな独創的で素晴らしい作品を作り上げました!

季里さんのアートワークショップ2日目

12月26日、日本HP高井戸事業所にて「季里さんのアートワークショップ2日目が開催されました。
今回はワークショップ一日目に作った手作り絵本をスクイークでパーツ化し、マルチメディアの動くデジタル絵本を作りました。
内容を膨らませて、さらにおもしろい絵本を作っている子がいたり、吹き出しをつけてセリフを入れたり、マイクで音をとって、サウンド付のアニメーションを作っている子もいました。

3時間という長い時間でしたが、みんなほとんど休憩もとらず真剣に作業をしていました。
最後の季里さん講評では一人ひとりが前にでて作品の発表をしました。
季里さんのあたたかいコメントに、みんな照れながらも嬉しそうでした。

スクイークでデジタル絵本を作り

ひらひらチョウチョ♪
デジタルの世界ではチョウチョにも命が宿ります
君はどんな作品を作ったの?
楽しそうな子ども達
分からなくても先生が優しく指導♪

作品発表

ワークショップ終盤は、作った作品をスライドに写し、前に出て作品発表をしました。
みんな自分のペースでお話を語りました。活弁士のように絵にあわせてセリフを言う子がいたり!!作品のレベルの高さに、会場からは感嘆の声も聞かれました。

子どもたち一人ひとりに、講師の季里さんから温かいコメントをいただきました。
みんな照れながらも満足げでした。

小さなアーティスト、ぴんぴん君は1年生★
とっても照れ屋さん。
そんなに褒められたら照れますってば!!
2日間、お疲れ様でした!!

作品紹介(作品の一部をご紹介)

・サムネイルをクリックすると実際の作品が開きます。
・作品を見るためには Squeakland 2005J というバージョンのスクイークが必要です。
・古いバージョンをお使いの場合には、新しいバージョンのスクイークをインストールした後で、再度作品を開いてください。
・スクイークはスクイークランドからダウンロードできます。

ダウンロードスクイーク

・手作り絵本の画像をご覧になるには、アドビシステムズ社が配布しているAdobe Readerが必要です (無償)。
・Adobe Readerをインストールすることにより、PDFファイルの閲覧が可能になります。
・以下のサイトにてご用意ください。
Adobe Systems Incorporated: Adobe Reader > ダウンロード
ゴミ箱の冒険 - T・N さん
季里さんからのコメント
ユーモアのセンスに感服しました。画面をキャプチャーしてそれを使うという発想力がすごいです。 身近な現実世界にあるゴミ箱と画面のゴミ箱をお話の中でつなげている、というところに感心しました。
講師(渥美さん)の方からのコメント
写真を使った絵本ではないですが自分で絵を描いて作りました。 身近なものをキャラクターにして、とても面白いストーリーを作っています。 話の中のどの部分を絵にするか、というのも重要ですが よい場面を選んでいると思います。
りんご太郎と仲間たち - あやか さん
季里さんからのコメント
りんごからうまれたりんご太郎。出会ったネズミや猫にりんごをあげて鬼退治。 あれ?どっかで聞いたお話??? みんなが知っているお話をベースに作者独特の表現を加えて(パロディ)、にやりと笑えるユーモアあふれる作品です。 絵本制作時に時間が足りなくなったときも、鉛筆書きのキャラクターを加えて最後まで完成させる、といったスバラシイ「底力」に感動しました。
講師(渥美さん)の方からのコメント
りんごのキャラクター、りんご太郎が鬼と戦う作品です。 よい場面でアニメーションを使っています。 キャラクターが上手く動いていますよね。

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かいじゅうからめだまおやじ - いさむ さん
季里さんからのコメント
スクイークのサウンドを使って作品を作っています。 絵コンテ10ページという大作を作りました。 10対デザインしたキャラクターがすべて同じパーツで作っていたのがすごいと思います。 素材はできているので、また違うお話も是非作ってみてください。

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ふしぎなたまご - いっせい さん
季里さんからのコメント
自分の手でクリックしてページをめくるのではく、高度なテクニックを使ってページめくりをしている作品です。 グラフィックのセンスがとてもいいです。今後も色々な素材を使った作品を作っていってほしいと思います。

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真珠をさがせ - かずくん さん
季里さんからのコメント
真珠を触るとパカっと開く、という仕組みがあるともっと楽しかったかもしれません。 自分の作品をどんな風にインタラクティブ(見る人が触ったりしたら何かアクションがおこる)にできるか考えて、挑戦している作品です。
講師(渥美さん)の方からのコメント
お魚が真珠を見つけて持ち帰る、という絵本です。 本の中で絵を動かすことができます。 また次へのボタンを使うことでページ移動をすることができます。 前のページにも戻れたらよかったですね。

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くま - キクチ さん
季里さんからのコメント
完成度の高い作品です。 絵本の止まったイメージと、空想部分的に動かすスクイークの良いところを使って見たことがない絵本が出来上がりました。 全部の要素が動いていても良かったかもしれません。 このような可愛い作品を男の子が作成した事にも驚きました。
講師(渥美さん)の方からのコメント
最初は玉だったのにだんだんと手足が生えてくまになります。 文字を書いているわけではなく写真を切り取って使っているのがよいですね。 また、絵本の周りの色が変わっていますが 絵本のハロを使うと、枠の色などを変える事ができます。 よく気づきましたね。

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死神くん - コイケッチ さん
季里さんからのコメント
最初タイトルを見た時にはドキっとしました。でも死神くんはとてもカラフルでなんとなく憎めないキュートなキャラクターです。 タイトルと登場するキャラクターのギャプがとてもユーモラスな楽しい作品でした。 いろんな素材をつかって、しかも色は限定したテーマカラーを持っていてセンスのいい画面構成 です。 これからもあたたかな素材とクールなプログラムで見る人を楽しませる作品をつくってくださいね。
講師(渥美さん)の方からのコメント
死神くんが箱の中からイチゴを見つける絵本です。 鎌を振り回しているのが可愛いですね。 バラバラにした箱はボタンを押すと元に戻ります。

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虹の花 - さき さん
季里さんからのコメント
絵本を作った時も、手足等が全て動くようにバラバラに作り、とても複雑な構造のものが出来上がっていました。 細かいパーツを1つずつきちんと切り分けて作成していて、ページ数は少ないですが、どのページもとても楽しいものになっています。 布だけではなく、ボタンやビーズなど色々な素材を使っているので、キラキラ感がでてとても素敵な作品に仕上がりました。
講師(渥美さん)の方からのコメント
ホースで種に水をあげると虹ができてそして虹のお花が咲きます。 作ったキャラクターの表情や、お花がとっても綺麗ですね。

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私の天気予報 - しっか さん
季里さんからのコメント
曇り、雨、晴れ、が可愛らしく表現されています。 スクイーク上に白く残っている部分が、貼り絵っぽくて、デジタルと貼り絵が共存しているような素敵な作品に仕上がっています。

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古いお皿 - しほ さん
季里さんからのコメント
きれいにパーツの切抜きができています。 スプーンの細かい表情、動作がアニメーションでうまく表現されていて、スプーン(光った素材をつかっている)に命を吹き込んでいる作品です。
講師(渥美さん)の方からのコメント
転がっていく古いおさらをスプーン達が追いかけていく絵本です。 雰囲気がとても出ていますね。キャラクターたちも魅力的です。 背景に色をつけたり、何か工夫を加えるとさらによくなると思います。

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お魚 - タカ さん
季里さんからのコメント
自分の声を録音したりして工夫している作品だと思います。 自分で作ったアナログの絵本と頭から終わりまで同じものをデジタルで全てたどって作っている作品です。 キャラクターがとても可愛く、新鮮でセンスが良い作品に仕上がっています。
講師(渥美さん)の方からのコメント
おさかなが餌をめぐって対決する絵本です。 でも表紙のキャラクタは出てきません(笑) 音声を使っているところが特徴ですね。 自分の声や音を録音して流すことが出来ます。 音の出る絵本、いいですね。

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サイクル - はるか さん
季里さんからのコメント
スクイークの本の機能を使わずに全自動で一つの画面の中で編集している、高度な作品です。 素材を生かして毛糸をまるめて羊に見立てる、など見る人にも創造力を働かせる絵本を作っていました。 含蓄のある物語でいい作品に仕上がっていて、プレゼンテーションもとてもしっかりしていました。
講師(渥美さん)の方からのコメント
毛糸がふわふわ飛んで雲になり、最後には羊になるアニメーションです。 絵本を使ってストーリーを組み立ててもよいですが この作品のように写真や絵を動かしてアニメーションにすることもできます。 絵本を使った方がよいか、アニメーションにしたら面白いか 考えることも重要です。

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むしゃむしゃ - ぴんぴん さん
季里さんからのコメント
すいかを食べるという動作がすごく良く表現できています。 チェコの絵本を見るような質感と深みのある絵本を作っていました。 その絵本の1部分を使ってスクイーク作品を作成していますが、とてもいい作品に仕上がっています。
講師(渥美さん)の方からのコメント
たまごから虫が生まれてスイカを食べる作品です。 スイカの食べ具合が良いですね! 幼虫がクネクネ動くにしたがってスイカが減っていきます。 セリフや声をつけるとさらに面白くなりそうですね

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ココロにじをこえて - まっち さん
季里さんからのコメント
プログラムをしっかり組んでいて、大変よく出来た作品です。 絵本を作った時も色んな素材を使うことにチャレンジしていて、とても素材の使い方が上手でした。 小さなキャラクターなどを細かく作っていました。 実際のサイズと違うサイズで構成して面白い作品に仕上がっています。
講師(渥美さん)の方からのコメント
ココロという可愛いキャラクターが虹を渡る絵本です。 虹を渡った先でお宝を発見します。 途中でココロが虹の上を歩く工夫がされています。

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アポロ15号B - まっちゃ さん
季里さんからのコメント
絵本作りの時、同系色で素材、柄が違うものを集めて画面を構成するなど、布の選び方が上手だった。 カウントダウンをしてからロケットが飛び立つ部分は臨場感があってよかったです。

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ちょうちょうがみつをすいにくる - みつき さん
季里さんからのコメント
蝶々の羽の開いたり閉じたりするところをうまく表現しています。 絵本を読む人が蝶々がこんな風に飛んだらいいな、と思うとおりに動かせるというのは、実際の絵本にはないことなので、とてもいいアイデアだと思います。 最初のページと終わりのページが一緒なので、ぐるぐると蝶々を飛ばすことができて、終わることのない永遠に続く絵本というのが出来ていてとても良いと思います。
講師(渥美さん)の方からのコメント
ちょうちょが綺麗な花へみつを吸いにやってくる絵本です。 絵本ですが、ちょうちょをジョイスティックで動かすことができます。 ちょうちょを動かしてお花に止めたときに 次のページへうつるなどの工夫ができそうです。

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たまごから!? - ゆうた さん
季里さんからのコメント
部品ごとにばらばらに生きているようにみせる、という高度なテクニックを使った作品です。 恐竜が口から炎をはいたり、尻尾が動いたりと、すぐに触って動かしたくなる作品ですね。 炎をバッとはくように、びっくりさせるような演出も自然と表現できていてすばらしいです。
講師(渥美さん)の方からのコメント
恐竜が歩くアニメーションを作りました。 体をクリックすると歩き始め、顔をクリックすると火を噴きます。 テレビでこういう番組がありますよね! それぞれの写真を繋げて、さらに動作までつける まさしくアニメーションです。

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なぞの箱 - レイ さん
季里さんからのコメント
後ろの絵は動いていないのに、すべてが動いているアニメーションのように見えるのはすごいです。 デジタルの中では大きさの概念があまりないが、布を使ってアナログのものを取り込んで拡大すると、質感がでてきて大きさや細かい感じが出てきて、そこが生き生きとしていて良いと思います。

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メタン大王の逆襲 - わたる さん
季里さんからのコメント
話もまとまっていて、細かいスクリプトを駆使していてよく頑張った作品だと思います。 企画力と演出力、プロデュース力に感服しました。 絵本を作った時も、キャラクターがいっぱいでてきて、ゲームの画面のようにページがどんどん進んでいく今まで見たことがないようなものを作っていました。 今まで作ったゲームと話がリンクしていて、そのパーツを作ってそれを差し替えるという構想が出来ていて、全体を見渡す力がすごいと思いました。
講師(渥美さん)の方からのコメント
オゾン3兄弟がメタン大王を倒す絵本です。大作です。 ただの絵本ではなく、色々な所にゲームが配置されています。 ストーリーに矛盾点がなく良く出来ていると思います。

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みなさんの声

講師の季里さん

絵コンテ、絵本を皆が熱中して作ってくれたのでびっくりしました。 スクイークワークショップも、皆もくもくとプログラムをどんどん作っていたのに驚きました。 そして、もう一つ驚いたのはプレゼンテーション(みんなの前で発表する)するのがとても上手だった事です。 うまく動かない、というようなトラブルがあった子も落ち着いて対処していてすごいな、と思いました。

これからもPCだけではなく、実際のものを使って作品作りをして、是非周りの人に見てもらってください。 そして世界に伝わる作品を作っていってください。

講師の渥美さん

今回はスペシャルワークショップということで実際に作った絵本をスクイークに取り込んで作品を作りました。 実際の絵本では作るのが難しいアニメーションもスクイーク上では簡単に行なうことができました。 とても素晴らしい作品だと思います。

保護者の方々の声

  • 2日間楽しいワークショップをありがとうございます。これからもよろしくお願いします。
  • お友達の素敵な作品も鑑賞でき刺激になったようです。
  • 子ども達の秘めた力におどろき感動しました。
  • 季里さんのコメントがあたたかくてうれしくなりました。

総評

2日間にわたるワークショップは大盛況のうちに終了しました。
とっても素敵な講師「季里さん」のお人柄があらわれるような温かい雰囲気のワークショップになりました。
HPーSqueakersのみなさんも一生懸命子ども達のお手伝いをしていただきました。
ご協力いただいたみなさん、本当にありがとうございました。