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スーパーサイエンスキッズ
コンテスト
「明日のダ・ヴィンチを探せ!」スーパーサイエンスキッズ・コンテスト開催

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第5回コンテスト審査会

「HPスーパーサイエンスキッズ」第5回コンテスト審査会を開催
〜最後の一次審査にふさわしい優秀作が多数集まる〜

10月30日に、第5回コンテスト審査会が、協賛の日本HPの市ヶ谷事業所で開かれました。ついに一次審査も今回で最後です。今回も含めて過去5回の一次審査で選ばれたサイエンスキッズが、いよいよ11月の最終審査会に進むことになります。最後ということもあってか、科学的にもプログラミング技術的にも大変レベルの高い作品が11件も集まり、審査員は嬉しい悲鳴を上げることになりました。はたして何件がえらばれたでしょうか。

第5回コンテスト審査会結果

コンテスト審査会は、客観的審査基準である「アイデアの面白さ(創造性)」、「観察力」、「表現力(デザイン性)」、「調査能力(理解力)」、「プログラミング能力」、そして審査員が自由に判断する「独自の評価」の6つのカテゴリに従って、各10点満点の合計点数で優秀作品を選出します。

優秀作品を作った4名のサイエンスキッズ



・サムネイルをクリックすると実際の作品が開きます。作品を見るためには Etoy というバージョンのスクイークが必要です。
・古いバージョンをお使いの場合には、新しいバージョンのスクイークをインストールした後で、再度作品を開いてください。
・最新バージョンのスクイークはEtoyはこちらからダウンロードできます。

サクラのボランチ さん「太陽と地球」(小学生作品)

作品概要
太陽の周りを公転する地球の動きと、それに合わせて、太陽の高度、影の長さ、昼と夜の割合の変動を確認する。スタートを押すと地球が動き出す。

審査員の先生のコメント

  • 丁寧な画像とスクリプトは洗練されている。意外性が少し足りない。
  • 素晴らしいです。自転軸の傾きが横から見たものなので、もう少し工夫するとよいかも。
  • 完成度の高い作品です。プログラムがよく整理され素晴らしいです。
  • 公転する地球に関して、太陽の高さ、昼夜の時間、人の影という3つの点での変化をとらえている。見た目もプログラムも芸術的な美しさです。

T・N さん「電流チェッカー」(小学生作品)

作品概要
小学校の3年で習う、『電気』をわかりやすくしたものです。
ドラッグ&ドロップで部品を取り出し、豆電球の銅線の上に置いて、電気が通れば豆電球が光ります。通らないと豆電球は光りません。
部品は、鉛筆やレモン電池などたくさんあります。
いろいろ試して、確かめてみてください。

審査員の先生のコメント

  • 理解力が優れている。単純なデザインは解かり易いが、面白みが少し足りない。
  • 少ないスクリプトでうまく結果を出しています。レモン電池を直列にした時についてはもう少し調べる必要があるかもしれません。あと明るさが変わると良かった。
  • わかりやすいプログラミングです。色々応用が出来るコンセプトです。電流メーターは面白いです。
  • スクイークプログラミングとしては非常に基本的な機能だけを使っているが、理科の教材として使用できる可能性を感じさせる。発展性のある素晴らしい作品です。

まりちゃん さん「ダンゴムシ迷路実験」(小学生作品)

作品概要
スクイークで迷路実験をした理由
本物のダンゴムシを使って迷路実験をしたことがあり、その結果と同じようにス クイークの迷路でダンゴムシを動かしてみたいと思いました。 また、片方の触角がないダンゴムシの動き方をシミュレーションしてみたいと思 いました。 ダンゴムシ迷路実験の方法
  1. 「go」ボタンで動かします。
  2. ダンゴムシをまん中の円に入れます。
  3. ダンゴムシは自分でそれぞれスタートして、ABCDの出口に向かいます。

審査員の先生のコメント

  • 現実世界からヒントを得た問題発見がある。真のシュミレーションの良さがある。
  • 大変よく調べて考察しています。うまくいかなかったということが分かること自体、素晴らしい発見です。ぜひ右左に行くものを完成させてください。
  • 実物と比較して実験するという着眼点がいいです。右左の制御等もっと進めて下さい。
  • だんご虫の性質を調べた上でその特性に興味を持ち、それをPCでシュミレーションしている。結果は現実通りに行かなかったが、その考察もできている。将来がたのしみ。

まっちゃ さん「しんかい6500の深海探索」(小学生作品)

作品概要
支援母船よこすかに載ったしんかい6500を操作して、深海探索に出かけるゲームです。
深海魚がいろいろ出てきます。使い方は、使い方ボタンを押して、出てくる説明を読んでください。バッテリーが切れないように注意してください。「今日の運勢」はおまけです。
補足資料(PDF)

審査員の先生のコメント

  • 要点を押さえた表現。考える時間をかけている。
  • 超大作です。よくこれほどのものを作ったと思います。絵も素晴らしいストーリーもよいです。
  • 実際の見学で深海について見聞したことや教わったことをよくまとめています。
  • 夏休みに海洋研に入って学んだことをしっかり身に付けたようですね。作品として面白く科学的な感性の高さを見ることができます。

また、今回は改善の余地があり一歩及ばずサイエンスキッズには選ばれませんでしたが、着想と表現手法に個性が光り、今後の可能性を感じさせるTEDさんとらあらさんのお二人を次点としました。残念ながら選にもれた作品も含め、本当にどれも最終回にふさわしい作品ばかりでした。ぜひ来年度のコンテストにチャレンジしてください。

さて、ついに10名のサイエンスキッズがそろいました。次はいよいよ最終審査会です。最終課題は何でしょうか。今までの自由制作とは一味違う難問が待っています。アメリカ行きをかけた皆さんの健闘に期待します。