トップページ プロジェクト概要 ワークショップ コンテスト イベント リンク集

スーパーサイエンスキッズ
コンテスト
「明日のダ・ヴィンチを探せ!」スーパーサイエンスキッズ・コンテスト開催

内容 参考作品 審査結果バックナンバー 2009年度審査結果

第2回コンテスト審査会

「HPスーパーサイエンスキッズ」第2回コンテスト審査会を開催
サイエンスとアート部門、併せて48作品中から16作品が選出されました!
接戦で選ばれた作品たちとは?

審査風景1

去る11月9日に、HP SSKを協賛する日本HP社市ヶ谷事業所にて、審査員の先生方にお集まりいただき、第2回の一次審査が行われました。日本HP社員のボランティア組織であるHP-Squeakersの皆さんにも事前準備など多くのサポートをしていただきました。

今回の審査員は以下の方々です。(順不同)

  • デジタルハリウッド大学学長 杉山 知之さん
  • 東京学芸大学 教育学部自然科学系 教授 山崎 謙介さん
  • 東京農工大学大学院共生科学技術研究部助教授 並木 美太郎さん
  • 杉並区立和田小学校元校長 横山 正さん
  • 株式会社音別 代表取締役(横浜市東山田中学校元校長) 本城 愼之介さん
  • アカデミアシステムズ株式会社 代表取締役社長 鈴木 元さん
  • 日本ヒューレット・パッカード(株)経営企画室 GPA部 部長 瓜谷 輝之さん

今回選ばれた12作品(第1回に合格したサイエンスキッズ1名を含む)と前回の4作品、計15人のサイエンス キッズから、5人のスーパーサイエンスキッズを決めるための最終コンテストが、11月25日にお台場の未来科学館で開催されます。どんな才能を見せてくれるのか、いまから楽しみです。

コンテスト最終審査会の結果は後日、ホームページに公開しますのでお楽しみに♪

審査風景2 審査風景3

第2回コンテスト審査会結果

第2回審査合格作品は、以下のサイエンス7作品とアート5作品、合計12作品に決定いたしました。



・サムネイルをクリックすると実際の作品が開きます。作品を見るためには Etoy というバージョンのスクイークが必要です。
・古いバージョンをお使いの場合には、新しいバージョンのスクイークをインストールした後で、再度作品を開いてください。
・最新バージョンのスクイークはEtoyはこちらからダウンロードできます。

ダイスケさん「ロケットが星へ行く」

作品概要
作品内に記入

審査員の先生のコメント

ロケットのコントロールが良くできています。考え方がきちんとプログラミングに反映されているのはりっぱです。失敗するしないの判定に2つのセンサーを利用しているところがよいですね。ゲーム性もあり、面白いです。


キクチさん「ボールゲーム」

作品概要
ボールゲーム (・得点式 ・相手も動く ・ボールを打ち合う)

審査員の先生のコメント

跳ね返るところなど、ゲームとして、うまくできています。動き方にもう一工夫ある方が、よいですね。コンピュータ対戦ゲームとしての発展が楽しみです。


コイケッチさん「コイケッチの恐竜」

作品概要
このゲームは大きいきょうりゅう(ディノニクス)が小さいきょうりゅう(えさ)を食べていくゲームです。始めるにはGOボタンをおします。ジョイスティックを使ってディノニクスを動かします。ディノニクスの口がえさに近づくと口にくわえます。口にくわえながら右上にあるディノニクスの胃にえさを持っていくとそのえさを食べたことになります。三びきともえさを食べればクリアです。クリア後に石の下の生き物や雲をクリックするといろいろなことが起こります。リセットボタンをクリックしてGOボタンをおすとはじめからゲームをやりなおせます。

審査員の先生のコメント

いろいろな仕掛けや工夫があり、アート的にも良いできです。えさをまるごと食べてしまうところがゲームとしては面白いですね。今後、科学的な目でリアリティ(現実感)を追求するのもいいと思います。


ユウタさん「恐竜図鑑」

作品概要
この恐竜図鑑は、図鑑と恐竜広場と化石発掘現場でできています。図鑑の中心は、恐竜広場です。最初は何もいない広場だけど、化石発掘現場で化石を発見すると、その恐竜が現れるようになっています。そして、広場の恐竜をクリックすると、恐竜図鑑で調べられるようになっています。化石を発掘して、どんどん恐竜図鑑を完成させるゲームみたいに遊ぶこともできます。恐竜図鑑では、恐竜が動いたり、詳しい説明が録音してあって聞くことができるので、再生してみてください。

審査員の先生のコメント

ストーリーとプログラムがしっかりしているだけでなく、それぞれの恐竜もしっかり観察して、よく描かれている、すばらしい作品です。


TOMOさん「tomo hanabi」

作品概要

審査員の先生のコメント

材料の色(炎色反応)を、花火に結びつけたところが良いですね。複数の素材の組み合わせができることも中々良いです。花火なので音がでるともっと面白かったかもしれません。


リョウタロウさん「ザ・クイズ」

作品概要
クイズ

審査員の先生のコメント

単純な動きですが、アニメと同じ並びになるように答えさせる今回のアイディアはすばらしい。結構集中力を要求し、意外なほど難問に仕上がっています。


ミツキさん「恐竜の歴史」

作品概要

審査員の先生のコメント

化石の絵がいいです。よく調べましたね、恐竜が滅んで化石になるまでの過程を勉強したことがうかがえます。千年後にいきなり変わるという発想が面白かったです。さらに詳しく地殻変動で化石を含む地層が露出してきた過程などもあれば教材として使えそうです。


いっせいさん「恐竜の復活1029」

作品概要
恐竜を主役にした本を作りました。内容は、現代。不思議な復活の浜辺で卵からかえった恐竜たちが、ジャングルの中で大昔のように戦います。最後は、ゲームをクリアしたティラノサウルスが、現代でも自由に幸せにくらすことができるようになります。使い方は、GOを押すといろいろな物が動きます。(ヘリコプター、波、恐竜たち)ヘリコプターをクリックすると、僕の顔が現れます。ジョイスティックを使ってティラノサウルスを動かし、相手に当てると次のページに自動的に変わるようにしました。ほかにもジョイスティックで迷路を楽しむこともできます。

審査員の先生のコメント

ストーリーがすばらしいです。作品としてもいろいろな工夫が施されていたところが良かったです。なぜこの恐竜たちが現代によみがえったのか、科学的な仮説があれば最高ですね。


わたるさん「四神物語」

作品概要
奈良県明日香村にあるキトラ古墳の壁画には、「四神」(東には青龍、西には白虎、南には朱雀北には玄武)が描かれています。この作品は、その四神の物語です。

審査員の先生のコメント

歴史的な物語をもとにした為か、ストーリーがしっかしていますし、キャラクターのできばえもすばらしい力作ですね。他の三神の物語も詳しく知りたくなります。科学性はともかくアート的に極めて、さらになんらかの独自性が加味されるとすごいですね。


まっちさん「たまちゃん」

作品概要
たまちゃんとひかちゃんのおはなし。はじめのページはGOでたまちゃんが動きます。たまちゃんとひかちゃんが弟をたすけるために魔法の薬草をさがしにいく話です。 最後におまけできせかえができます。

審査員の先生のコメント

発想やキャラクターがかわいく、お話も楽しかったです。これからもどんどんはらはらどきどきするような楽しいお話を作ってください。


fu-naさん「CARD OF DINOSAURS」

作品概要
概要恐竜の化石を発掘して、鑑定する。鑑定したらカードにするか売るか選ぶ。所持金がゼロになるか、上にある制限時間がゼロになれば終わり。 使い方入場ボタンを押したら矢印キーで行く場所を選択する。化石を掘ったり買ったりして手に入れたら博物館で鑑定する。ごみだと売っても金にならないが、カードにはできる。同じカードは複数作れないので、すでにカードを持っている化石は売ったほうがいい。

審査員の先生のコメント

RPGのようになっていて、よくできています。実社会性もあり、ビジネスシュミレーションとしても発展させられるかもしれませんね。


あやちゃんさん「ロケットゲーム」

作品概要
ロケットゲーム (コースを一周してかかる時間を競う。ロケットが隕石をよけるゲーム)

審査員の先生のコメント

絵もプログラムもよくできています。隕石に当たると回るのも面白いですね。周回軌道を勉強した上で、作成したところが単なるゲームとは一線を画しています。ロケットは周回軌道に入る角度にもう少し現実感を持たせられるといいですね。

各審査員による全体講評

(杉山 知之さん)
ストーリー性の強い作品にあらたなスクイーク可能性を感じました。個々の要素や場面のデザインはよいのですが、おき場所や構成を考えればもっとよい作品に仕上がるものも多々あました。

(山崎 謙介さん)
アート作品にサイエンスの要素、サイエンス作品にアートの要素が、それぞれいい形で入っている作品が多かったですね。このコンテストの回数が進むにつれて、よい形でサイエンスとアートの融合されていくのだろうと予感させられました。

(並木 美太郎さん)
力作を楽しませてもらい感謝しています。サイエンスでは、もっと実際の世界よく調べてから、作品に繁栄されるといいですね。アートに関しては、ストリー性のあるものは、どこを目指すのか明確に決めてから作品を作るといいですね。

(横山 正さん)
どのサイエンスやアートの作品も画面がよくまとまっていて、よくできていますが、ここには、どうして、この要素を置くのかなど、全体の構成をしっかり考えることに、もっと時間をかけるとよいと思います。

(本城 愼之介 さん)
シンプルでもいいかから、既存の作品やゲームなどでは、みたことのないもの、驚きや意外性のある作品が、もっと増えてくれるといいなと思います。

(鈴木 元さん)
スクイークは鉛筆と紙の代わりに、コンピュータ上で文章を作成したり絵を描くというだけでなく、プログラミングやその他の部品などを組み合わせることにより、通常の学習では得られないような、総合的に構成する力が期待できると確信しました。今後のスクイーク作品が楽しみです。

(瓜谷 輝之さん)
スクイークを教えるだけでなく、博物館や天文台などでのワークショップが、子供たちの豊かな発想を刺激し、いい形で作品に反映されていました。今後も、HPSSKでいろいろなスペシャル・ワークショップを提供していければと思います。

HP-Squeakers 感想

(須藤 斉さん)
豊かな発想の子供たちが多く、子供たちは当然と思っていることでも、こちらでは、わからないことが多く、子供たちの作品の意図を理解するのに苦労した作品もありました。でも作品の意図が解った瞬間、なるほどと驚かされることもあり、楽しかったです。

(渥美 智晴さん)
審査当日、審査員の先生方の前で、実演を行わせていただきました。作品の意図を明確にするためにスムーズな操作を心がけたのですが、クリアしたりするのに高度なテクニックを必要とする作品もあり、事前練習が大変でしたが、クリアすると快感だったりして、楽しい思いをさせていただきました。