e-Education Initiative 2015 <気仙沼市> での活動報告Ver1.0

日本ヒューレット・パッカード社が進めるe-Education Initiative 2015の受託事業の活動報告をします。
e-Education Initiative 2015は、小・中学校でのプログラミング教育の普及支援を目的としています。
学校でプログラミング教育をしようとした時の課題の一つとして、教員のスキルアップと養成があげられます。
今回のプロジェクトでは、NPO法人スーパーサイエンスキッズが高校生にプログラミングの教育を行って、高校生が小中学生にプログラミングを教えるというスキームを実践し、そこでの課題とその解決策を示します。教員の方々には、この活動に積極的に参画してもらい、自身のスキルアップを図っていただきます。
2015年度は、対象地域として、気仙沼市、東京都江東区、京都市を対象として行います。
<気仙沼市> 活動報告Ver1.0
目的:気仙沼高校1年生240名全員にプログラミングの教育を行い、今後実施予定の小中学生向けのイベントや小中学校でのプログラミング教育の基礎を学ぶ。
実施日:2015年3月10日、12日、13日、14日、16日、23日
内容:高校1年生の情報教育の授業としてクラスごとに3時間連続で実施。クラス数は6クラス。240名。
スタッフ:ファシリテーター1名(津田塾大学)、サポーター3名(津田塾大学とSSK)、事務局1名(SSK)
概要:今回はスクラッチを使い、高校生向けのプログラミング教育のレベルを意識して、インベーダーゲームを作成しました。
一人づつそれぞれが課題に取り組みました。小中学生に教える時には、かなり簡単な内容にアレンジする必要があります。
1時限目:スクラッチの基礎
2時限目:ファシリテーターのリードで、インベーダーゲームの作成
3時限目:各自が様々に工夫して、オリジナルなシューティングゲームを作成
高校の情報教育担当の先生に、4クラスにはサポーターとして参加していただき、後半2クラスはご自身で授業を行っていただきました。
先生のコメント:プログラミング教育は初めての経験でしたが、今回の授業で自信が持てました。
本プロジェクトの今後の活動を指導するだけではなく、来年度以降も継続して、高校生にプログラミングの授業を行いたい。
課題:高校生達に実施したアンケートに関して詳細は別途報告いたしますが、ポイントは以下になります。
1. 小学校で受けた情報教育としては、タイピングやお絵かきツールのレベルで、中学校ではエクセルやパワーポイントが多かった。
中学校の技術家庭でプログラミングを学ぶことになっているが、各クラスに2,3名程度しか学んでいなかった。
2. 高校での情報教育も、エクセルやパワーポイントの学習が中心である。
3. 県の教育委員会が、高校を管轄し、気仙沼市の教育委員会が小中学校を管轄している。連携が必ずしも良いわけではなく、また市の教育委員会としては校長会に紹介することしかできない。
気仙沼市は東日本大震災の被災地であることから、多くの大学や団体から授業支援の申し入れがあり、受け入れきれないぐらいの状況である。
上記理由により、高校生が訪問する小中学校の協力を得ることが課題である。
今後の計画;NPO法人スーパーサイエンスキッズが、高校と小中学校の橋渡しをできるかどうかチャレンジします。
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2015年6月7日